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ビジネス発想源

件名: [発想源]4766:解釈は千差万別
2017/11/23
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◆【ビジネス発想源】   http://www.winbit.biz/
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2017/11/23  Daily Mail Magazine by M.Hironaka
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 【第4766回】解釈は千差万別
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       *            *


 昨日紹介した本の内容の続き。


 漫才師のビートたけしは、映画監督・北野武としても
 数多くの映画を作り、海外から大きな評価を受けている。

 映画『HANA-BI』はヴェネツィア国際映画祭にて
 日本映画としては40年ぶりとなる金獅子賞を受賞したが、
 ドイツのジャーナリストからこんな質問が出た。

 この作品では、病院の先生が冷たい宣告をするシーンで、
 その窓の外では木が風に強く揺れており、ドイツ人は
 「自然の前で人間はなんと無力なことか」
 というメッセージと解釈しているのだが、
 あの木を人間をあざ笑うかのごとく揺らすために
 どのぐらいの扇風機を使ったのか?

 北野武監督の答えは、「あれ、偶然」。


 映画『その男、凶暴につき』の中で、
 刑事がひたすら歩き続けるシーンについて、
 作家の中上健次氏が、北野監督に質問した。

 中上健次氏は文学で行き詰まると、
 必ず主人公を歩かせるという。

 歩かせると人は求めている場所に行き着き、
 その歩かせる場所がどこなんだってことが、
 実は文学的なテーマでもあるし、都市論でもあるからだ。

 文学だけでなく映画に対してもそれを求めたい中上氏は、
 「たけしさん、あなたはそれをどこで勉強したんだ」
 という質問をぶつけた。

 それに対する北野武監督の答えは、
 「時間が足んないから、歩かせただけ。
  このままじゃ、1時間で終わっちゃうから」。


 ビートたけしは、映画作りを必然ではなく
 偶然でやっている、という。

 偶然のものに、理屈は後からつけられる。

 長嶋茂雄にカーブの打ち方を教えて下さいと言うと、
 「カーブ、曲がる、そこを打つ、これです」
 と、ものすごく感覚的なことを言って終わるが、
 評論家はそのフォームを理論的に述べられる。


 評論家に必ず「この映画で何を訴えたいですか?」
 と聞かれるが、訴えたいものなんかない。

 作った時点で終わりで、映画をどう解釈されてもよく、
 「訴えたいものがあれば、金取らない」と答える。

 映画を見た客に、1800円の金まで取って
 「こういう映画だと思え」と観方を規制するのはおかしい。

 金払った人が「これはこういう映画なんですね」
 って言っているのに、「いったい何を見てるんだ。
 実はオレはこういうことが言いたいんだ」となると、
 「じゃ、金返せ」ということになる。

 よくラーメン屋のオヤジとかで、
 「醤油を入れるな」とか「しゃべるな」とか
 客の食べ方にいろいろ言ってくる奴がいるが、
 じゃあタダにしろ、と思う。

 何か客に対して訴えたいことがあるのなら、
 その表現をタダにしなきゃダメで、
 金を取る以上は、たとえ客がどう受け取ろうと、
 どの意見も正しいと思ってなければいけないはずだ。


 だからビートたけしは、
 客が自分の作品に何を望んでいるのか、
 海外にどうやったらウケるのか、
 と思ってマーケティングをすることはないという。

 それが分かるならどんな作品もヒットするけど、
 当たるものがあるなら、ハズレもある。
 
 わりかしマーケティングリサーチなんてどうでもいい、
 とビートたけしは述べている。



 ▼出典は、昨日も紹介したこの本です。
  ビートたけしと村上隆が自身のアートの形について
  語り合った一冊。ものづくりの視点が参考になります。

 ・ツーアート (ビートたけし・村上隆氏著)
   http://amazon.co.jp/o/ASIN/4334785212/winbit-22/



 お客様の考え方、感じ方は千差万別です。

 「私はこのように感じました」
 「僕はこういう風に解釈しました」
 というようなそれぞれの捉え方に対して、

 「そんな風にとらえるなんておかしい。
  こう捉えてほしいのだから、なぜ理解しないのだ」

 と受け取り方を強制するというのは、
 かなりあつかましいことだと言えます。

 製品やサービスに対するこだわりはあってもいいけれど、
 自分たちの解釈とは異なる予想外の解釈が
 お客様から出てきたことを知ったら、
 「そういう解釈もあるのかー」と、
 楽しめばいいのです。

 「そういう需要があるとは思わなかった」
 「そういう部分が評価されるなんて思わなかった」
 という部分ほど、後で強化すべきことや
 新しいビジネスチャンスになることが隠れています。

 だから、お客様アンケートやSNSのツイートなどに
 予想外のことが書かれていたとしても、
 「そんな風に思ってもらうのは困るなあ」と思わず、
 「そんな意見もあるのか、勉強になった!」
 と、ありがたく思うほうがいいでしょう。

 世に出たら、もうみんなのものなのです。

 お金を出してもらったら、もうその人のものなのです。

 いろんな人のいろんな思惑があるのだから、
 「いろんなことを思ってもらって嬉しいなあ」
 「そんな解釈もしてもらってありがたいなあ」
 と、みんなの意見や考え方を尊重したいものです。

 何も話題にならないよりも、
 予想外の解釈であっても話題にしてくれていることは
 とても幸せなことなのです。



 【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)------------
  ・自社の商品に対する「いろんな人のいろんな解釈」を
   集めるとしたら、どのような企画が考えられるか。
   簡単にノートにまとめる。
  

  ※本日の「今日の発想源」はいかがでしたか?
   ぜひ実践した意見や感想を、筆者までお伝え下さい。
   ご意見・ご感想はこちらへ→ http://goo.gl/E1axwp

  ※必ずノートに書き込んで実践してみよう!
   (考えるだけ、PCで打つだけでは意味がありません)



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▼今日の『トップリーダーズ 〜読書発想源』
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●【163冊目】 [TRs-Select]---------------------
  長く良い仕事をしていくためには、
  上層部に媚びるより現場の人間と手を取る。
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