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自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ

件名: 【自分を変える“気づき”】◆あるある大事典から10年経ってもフジテレビの体質は変わっていない?!◆
2018/07/13
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  自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ (第602号)
                 
発行日:2018年7月13日
発行者:有限会社ロジカル・コミュニケーション
編集人:有賀正彦
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▼今週のニュースいじり:
『あるある大事典から10年経ってもフジテレビの体質は変わっていない?!』
▼弊社のミッション 
▼コラム1:
『信頼性の高い科学的根拠(エビデンス)』
▼お勧めの書籍・雑誌・メルマガ等:
(新刊「ちょロジ ニュースから学ぶ7つの思考法」など)
▼コラム2:
『多くの人がLINEに知らず知らずのうちに情報提供している』
▼編集後記(今週の出来事):
『西日本豪雨災害と正常性バイアス』

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■■ 今週のニュースいじり
■■−あるある大事典から10年経ってもフジテレビの体質は変わっていない?!ー
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                   気づきプロデューサー 有賀 正彦


フジテレビが、2018年7月8日放送の「Mr.サンデー」で、岡山県総社市の
アルミ工場爆発事故として紹介した映像が、実際の事故映像ではなかったとして
謝罪文をウェブサイトに掲載していました。

◆フジテレビの謝罪文→ http://www.fujitv.co.jp/mrsunday/index.html

ご存知の方も多いと思いますが、この出来事に関する話題を振り返ってみます。
(※以下、各種メディアの記事から編集)

◆番組内で、7月6日に発生した「朝日アルミ産業爆発事故」とする爆発の映像を放送した
◆この映像が放映されると、視聴者から2015年の事故映像ではないかと問い合わせが殺到した
◆2015年の事故とは、中国・天津浜海新区倉庫爆発事故
◆フジテレビでは過去にも「誤った情報」を情報番組で流している
◆「世界の何だコレ!?ミステリー」(2017年4月放送)で「月は自転をしない」と誤った情報を紹介した
◆「ワイドナショー」(2017年5月放送)で、宮崎駿監督の引退宣言として2013年に投稿された
ネタツイートの内容を事実と紹介した
◆「ノンストップ!」で赤城乳業のアイス「ガリガリ君」に、実在はしない「ガリガリ君火星ヤシ味」を紹介した

このように、この1年強の間に、フジテレビの情報番組では、これだけの「誤報」が流されています。
シロウト目線で捉えても、少なくとも、岡山の爆発事故以外は、「速報性がある情報」では
ありませんので、放送用VTRを編集する前に、情報源の真偽をチェックして、しっかり
裏取りすることで、このような「誤報」は防げたはずです。


また、「岡山のアルミ工場の爆発事故」に関しては、「現場にいたとされる人からの映像提供」であるならば、
◆提供者は、どのようなシチュエーションで撮影したのか
◆提供者は、自らが撮影した映像なのか
◆提供者の提供データの撮影日時は、爆発事故当時のものか確認したのか
といった点をしっかり確認したうえで、放送で使うかどうかチェックすれば、ミスは防げたはずです。

ちなみに、2007年5月に上梓した拙著「不祥事を止めるISO思考」(光文社刊)では、
フジテレビ系列の関西テレビが制作した番組「発掘!あるある大事典」の2007年1月7日の
放送の『食べてヤセる!!!食材Xの新事実』の問題について考察しました。
この時は、
・行ってもいない検査データ
・被験者と無関係な写真資料を番組内で表示していた
・教授のコメントまでもがスタッフのねつ造(創作)
といった「情報番組にあるまじき番組制作」がされており、関西テレビ(フジ系列)の
問題の本質を探りました。

この事件から10年以上が経過しましたが、フジテレビの組織体質は、本質的には、
変わっていなかったのかもしれません。

それにしても、「7月8日の放送に関して」と題したフジテレビのお詫び文は、
大手メディア、かつ、上場企業とは思えないほど、内容が貧弱で、誠意が不足しています。

(以下、お詫び文の全文を引用)
7月8日(日)放送のMr.サンデーで、西日本豪雨災害のニュースをお伝えした際、
岡山県総社市で6日に発生した工場爆発に関する映像を複数紹介しました。
事実確認の結果、現場取材で爆発の瞬間を撮影したという方から提供を受けた動画は
総社市の工場爆発の映像ではありませんでした。訂正してお詫び申し上げます。
(引用ここまで)

このように、「原因」、「再発防止策」については、一切触れられていません。
放送法の規定がどのように規定されているのか詳しくないですが、テレビ局は免許制です。
したがって、組織体制の改善がされるまで、「放送免許の取り消しや一時停止」が
あるべきとおもいますが、難しければ「報道番組の制作一時停止」などの措置命令を
監督官庁の総務省が出すことができるような仕組みが必要なのではないか、と思います。

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■■ 弊社のミッション
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弊社のミッションを紹介させていただきます。
【ミッション】
筋道を立ててものごとを伝えることによって、気づきを与え、意識的な行動を
促進すること。
論理的なコミュニケーションにより理解力、相互浸透を創造すること。
その結果、優れた論理能力を持ったビジネスマン、圧倒的な競争力を持った
企業を数多く創出することで社会に貢献すること。
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この目的を果たすべく、メルマガはビジネスに役立つような企業のマネジメント
に関する専門的な話ばかりではつまらないので「身近な気づき」に関する
コラムをたくさん紹介していきたいと思っています。

私は仕事を通じて、お客様企業に「気づき」を与える仕事をしています。
しかし、気づきを与えるのと同時にたくさんの「気づき」を頂き自分を変える
ことができました。

このメルマガを通じて、たくさんの「気づき」の相互作用が創造でき、
多くの人が「なりたい自分に変わる」ことができることを期待しています。

ぜひ、「気づき」に関する読者のご意見をお聞かせ願えれば幸いです。

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■■コラム1
■■−信頼性の高い科学的根拠(エビデンス)−
■■ 


月並ですが、世の中には、「体にいい食べ物」情報が溢れています。
例えば、少し古い話ですが、2003年頃に「眼に良い食べ物」として、ブルーベリーが
一時大ブームになっていました。
たぶん、火付け役は、「みのもんたのおもいっきりテレビ」(日テレ)、
「あるある大事典」(フジ系列)、「ためしてガッテン」(NHK)といったテレビ番組でしょう。

こうした番組で取り上げられる「体にいい食べ物」の場合は、多くは、「単独の研究データ」です。
ただ、単独の研究データは、後の研究で「それは間違い」と否定されることもしばしばで、
これは私たちも、人生経験の中で経験してきていることです。

単独の研究データを簡単にひっくり返されないためには、「メタアナリシス」という手法が、
良いそうです。
ちなみに「メタアナリシス」とは、「バイアスや偶然の影響を最小限にするための解析方法」です。
詳しくは、専門書に譲りますが、要は、
「主観や先入観にとらわれれず、現存する全ての研究データを集めてきて、系統立ててまとめる」
という手法です。

なお、大学の卒業論文を含めて「研究」というものに関わったことがある方なら、
これも「常識」ですが、「新たな説」を唱える場合、「科学的根拠(エビデンス)」が問われます。
当たり前ですが、科学的根拠には「強い根拠、弱い根拠」があり、一般的には、
●専門家による個人的な経験談や科学的根拠に基づかない意見
●観察研究
●ランダム化比較試験
●メタアナリシス
の順番で、科学的根拠の信頼度が高いとされています。

そりゃそうですよね。
「健康」という点で考えれば、「専門家の経験談」といっても、それは、
「その人だけに当てはまったケース」かもしれませんし、そもそも「私の経験では・・・」と
言っても「何例中の何例か」といったデータが示されなければ、「公に説明する」場合は、
信頼度が下がります。

また、「〇〇を食べるとこうなる」という「観察研究」も、例えば「〇〇を食べる人は、
運動も比較的多くやる」といった別の要素が複数あれば、「○○を食べた結果こうなりました」と
本当に言えるものかどうか、これも科学的根拠としての信頼性が弱い訳です。

自虐的になりますが、私のマネジメントに関するコラムも、多くのケースは
「一般的にも当てはまる事例」と思って書いていますし、ある程度、「経験に基づく感覚(笑)」では、
「概ね正しい」と信じています。
しかし、「論文」として捉えると、せいぜい「経験談や観察研究」レベルであり、その道の
専門家を相手に主張するとしたら、「ランダム化比較試験」や「メタアナリシス」を
根拠にしなければ、「感想に毛が生えた程度」の扱いになってしまうでしょう。

さて、この「最強のエビデンス」と言われる「メタアナリシス」を用いた「体にいい食べ物」に
関する書籍が今ベストセラーになっています。
本のタイトルは「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」(東洋経済新報社:2018年4月)で、
著者は、カルフォルニア大学ロサンゼルス校(内科学)の津川友介助教授です。

この本によれば、「世界中の研究で『これは体に良いだろう』と分かっ
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